| ■ 言葉の由来 |
 |
| もともと古代人が桧材を棒でもんで火をつくる方法を発見したことから『火の木』と呼ばれ,それが転じて『ヒノキ』となったと言われている。「ヒ」には、「良い」という意味があるため、ヒの木と呼ばれたと言う説もある。 |
 |
| ■ 分布 |
 |
| 福島県以南から九州まで分布桧は杉と比べると、やや乾燥した土地を好み、杉より成長が遅く手入れも多く必要とする材である。材の色は、淡紅白色。肌触りがなめらかで、肌目が非常に緻密。独特の艶と香りがあり、強度に優れ狂いが少なく耐久性はトップクラスで活用範囲は広い。 |
 |
| ■ 用途 |
 |
| 土台・柱・垂木・根太・母屋・貫・敷居・鴨居など桧は昔から日本の木の文化を支え、その形成に大いに貢献してきた。『日本書記』の中に「杉・楠の木は船に、桧は宮殿に」と記されているとおりその数千年も前の時代から桧が宮殿建築用として使用され、最適最高の材であることが証明されている。 |
 |
| ■
抗菌・防虫効果のある檜 |
 |
| 桧は独特の匂いがあり安息効果があると言われています。その成分には「アルファピネン」(注1)や「ボルネオール」(注2)や「ヒノキオール」(注3)などの精油分によるもので、人間には心地よいが虫(ダニ・白蟻等)や細菌には恐ろしく嫌な匂いらしいです。桧は、香りで心を癒す・・・・この香りには精神を安定させる科学的パワーがあります。人はいい香りをかぐと、自律神経の緊張がほぐれて血行がよくなり、心身ともにリラックスできます(アロマテラピー効果)。とくに桧はその効果が高く精神安定剤の代わりに桧の精油を持ち歩くスポーツ選手もいるそうです。 |
 |
| (注1) |
アルファピネン:抗菌や解毒作用があり、野菜のみょうがにも含まれ精神安定にも効果があ
ると言われています。 |
| (注2) |
ボルネオール:防虫や抗腐敗・解毒作用があり、入浴剤やアトピー皮膚炎等の薬剤にも使用されています |
| (注3) |
ヒノキオール:抗菌・防蟻・リラックス効果があると言われている。 |
|
 |
| ■ 法隆寺 |
 |
| 法隆寺を建てた頃、木と言えば桧でした。桧は、伐採してから200年は強くなり続けそれから1000年という長い時間を経てゆっくり弱くなる。法隆寺の昭和大修理をした時に交換した材は35%だけで残りの材は1300年前のままの材を使用したと言われています。もし、欅や松を使用していたらだいたい600年くらいしか持たなかったでしょう。杉で800から1000年くらい。桧だから、1300年以上も搭を支えているといわれています。 |
 |
 |
| ■ 伐採後、強度が増す檜 |
 |
| 1300年前の法隆寺で使用された桧と新しい桧、どちらが強いか?桧は伐採されてから200〜300年の間は、強さや剛性が徐々に増して2〜3割も上昇し、その時期を過ぎた後、ゆるやかに下降する。その下がりカーブのところに法隆寺の柱が位置して、新しい柱とほぼ同じくらいの強さになっていることがわかっている。木は切られた時に第一の生が終わり、建築材として使用される時に第二の生が始まり、その後何百年もの長い年月を生き続ける。桧は1000年経っても、削ればヒノキの香りがする。ようするに、桧は生きつづけているのだ。 |
 |
| ■ 一般的な住宅資材との強度比較 |
 |
| 一般的に使われる住宅資材と強度を比較してみても檜の良さは歴然です。木材の比重は0.3〜0.8、鉄の7.8やコンクリートの2.3と比べ極めて軽い素材です。この比重に対しての強度を調べると、引張比強度は鉄の約3倍、コンクリートの約120倍、圧縮比強度は鉄の約3倍、コンクリートの約10倍の強度です。つまり一般に強いといわれている鉄やコンクリートよりも檜の方が強い素材といえます。また一般に多く使われている資材と比較しても、耐久性・強度と、共に非常に優れている事が証明されています。 |
 |
|